2025.06.27
お知らせ

第29回医療情報学会春季学術大会ポスター発表のご案内

このたび、京都大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科の龍岡 久登先生が、当社データを活用したリアルワールドデータ研究を第29回日本医療情報学会にてご発表されますのでご案内申し上げます。

◯ ポスター展示概要

演題名:
PB-17 多施設電子カルテデータベースを用いた糖尿病性神経障害および足壊疽の診療実態の調査

龍岡 久登*1,2,池田 香織*1,3, 臼井 亮太*4, 杉浦 夏樹*5, 菅谷 修平*5, 矢部 大介*1
*1京都大学大学院 医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科
*2一般社団法人 関西へルスケアサイエンスインフォマティクス
*3京都大学 医学部附属病院 先端医療研究開発機構
*4関西電力病院 糖尿病・内分泌代謝センター
*5株式会社 医用工学研究所

抄録:
全世界において糖尿病の増加は深刻な課題である. 中でも, 糖尿病の慢性合併症の防止は極めて重要な課題である. 糖尿病性腎症に起因する慢性腎不全および透析導入の予防については, リアルワールドデータを用いた研究ならびに透析予防指導が保険収載されている一方で, 糖尿病性神経障害およびそれに起因する足壊疽についてはその実態把握が不十分である. 今回我々は, 多施設の病名, 医事データ, 処方データ, などのレセプト情報および臨床検査値などの電子カルテデータから構築されたデータベースを用いて, 約14万件の糖尿病症例データから糖尿病性神経障害の実態調査を行なった. 13施設, 約14万件の症例について解析し, 足壊疽手術施行例は平均0.20%,足壊疽手術施行率と閉塞性動脈硬化症, 足潰瘍および神経障害の罹病率との正の相関を認めたが, 神経障害の定量検査の施行率は低く, かつ施設によるばらつきが認められた. 糖尿病性神経障害の定量検査の普及ならびにさらなる研究が必要と考えられた.

※演題名、抄録は第29回日本医療情報学会春季学術大会発表資料からの転載 。日本医療情報学会より転載許諾済み

ポスター掲示期間:
7月4日(金) 9:00~17:30
7月5日(土) 9:00~15:40

質疑応答時間(予定):
7月5日(土) 10:30~11:30

ポスター会場:
第29回日本医療情報学会春季学術大会
https://jami2025symp.org/
仙臺緑彩館(仙台国際センター近隣会場)

本研究では、全国複数医療機関の電子カルテ由来の実臨床データを用いて、糖尿病合併症として重要な神経障害および足壊疽の診療実態に焦点を当てた分析が行われています。
リアルワールドデータ活用による新たな知見をぜひ会場でご覧ください。

また、弊社RWDデータにご興味がございましたら、展示棟にてブース出展も行っておりますので、弊社展示員までお声がけください。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

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