分析事例
年齢階層別の患者数、性別割合
任意の対象条件でデータの抽出が可能です。
<2型糖尿病年齢階層別男女別患者数>

※実データを利用しています。一部数値をマスキングしています。
薬剤切り替え分析
任意の薬剤の新規切替継続脱落を起点として、薬剤の切り替えパターンから臨床現場の傾向を可視化します。
<薬剤切り替えの見える化>
ある疾患において、薬剤の切り替え状況をみると、他の薬剤から薬剤Cへの切り替えが最も多いことが明らかになりました。

※実データを利用しています。一部数値をマスキングしています。
<薬剤Cの患者背景分析>
薬剤Cに切り替えられた患者背景を確認すると、切り替え時点で患者さんの eGFRが有意に低下しています。
薬剤Cは腎機能に依存せず使用できる薬剤であるため、腎機能が低下した患者さんに処方されていることがわかりました。

※実データを利用しています。一部数値をマスキングしています。
一方で、薬剤Cへの切り替えには、腎機能が低下しても減量により使用可能な薬剤からの変更も含まれていました。
このように、実臨床での処方パターンを可視化することで、現場のニーズや処方傾向の把握、製品価値最大化の方向性の検討に貢献します。
イベント起点追跡
細胞移植手術等、医療行為を起点として患者様の経過や合併症の発生動向、薬剤の利用状況を追跡できます。
実臨床における治療選択の実態を示し、医薬品の開発や適応拡大の戦略立案をサポートします。
<造血幹細胞移植後の合併症の発生動向>

※実データを利用しています。一部数値をマスキングしています。
<サイトメガロウイルス感染症の薬剤の利用状況>
造血幹細胞移植後に発生した合併症疾患ごとに薬剤の利用状況を確認できます。

※実データを利用しています。一部数値をマスキングしています。
処方用量実態調査
推奨用量と実臨床での処方用量の乖離や傾向を把握し、処方実態を可視化できます。
処方用量ごとの患者背景を確認することで、要因分析をサポートします。
<医薬品Aの処方用量実態調査>
医薬品Aは添付文書上、ある検査値が一定基準以上の場合において1日あたりの投与量が規定されていますが半量で投与される例が一定数存在することがわかります。

※実データを利用しています。一部数値をマスキングしています。
処方用量ごとの年齢や検査値等の患者背景を確認すると、高齢になると減量されて投与されている傾向がみえてきます。

※実データを利用しています。一部数値をマスキングしています。
<医薬品Bの添付文書改訂後の処方実態調査>
医薬品Bは、従来eGFR45未満の患者さんには投与が推奨されていませんでしたが、減量して投与ができるように添付文書が改訂されました。
用法用量は以下のとおりです。
● eGFRが45以上:1日あたり4錠
● eGFRが45未満:1日あたり2錠
添付文章改訂後のeGFR45未満の患者さんへの新規処方開始人数を比較すると、増加していることがわかりました。
新規で処方が開始されたeGFR45未満の患者さんへの処方用量を確認してみると、添付文章通り減量されて処方されています。

※実データを利用しています。一部数値をマスキングしています。
一方で、添付文書改訂前から投与されている患者さんに対しては、本来2錠に減量調節が規定されたところ、変更なく継続された傾向がみられました。

このように処方実態の差異を分析することで、安全性向上の検討等に活用できます。